2008年4月28日月曜日

All you need is net

ここ一年くらいでネットの存在が必須になってきている。
それは初めはネットのある場所に自分を移動させてきていたが、最近はネットの環境を自分の回りに持ってくることが出切るようになってきた。

音楽の聴き方も以前は自分のストレージで貯めた音楽を聞いていたが、現在はネットからのストリーミングである。ソースは自分の曲をアップしているMP3Tuneからだったり、Shoutcastだったりする。外でもShoutCastのPlaylistをWindowsMobileのgsplayerに食わせて、3Gの通信に任せてなれ流しする。

あとはメールもGmailに集中させており、PCからはブラウザで、ipod touchやWiindows Mobileからはimapのクライアントでアクセスするので、基本通信がないとなりたたない。

MemoやTodoもRemember the Milkにありネットがないと優先順位さえも分からなくなってしまう。まったく役立たずになってしまう。

何といっても一番辛いのは、常にネットから降ってくる情報が途絶えてしまうことだ。ネットの無数のフィードをLivedoorReaderに食わせ、キーボードショートカットで高速に速読していく。気になった物はピンをたてて後で一気に熟読。感心したらTumblerにTombloo経由でどんどんアップしていく。夜中に今日アップしたTumblrを見直して整理したりしている。また、FifefoxでVimperatorとAutopagerを入れてからWebを見るのが高速化した。特に検索なんかは今までの苦労はなんだったんだと言うくらい高速化する。全然情報の量が圧倒的に違う。

これらの手法はすべてネットがあってこそ成り立っているものである。ネットがなかったら、俺はタダのでくのぼうだ。

ネットで圧倒的な情報に接している事が最近はまったく不安でも怖くもなくなってきている。むしろ、今までの人が取得しえなかったであろう圧倒的な情報の流れに身を任せていることの方が安心でかつ心地いいのだ。

だから、フィリピンに行くのは正直怖い。
日本がネットに恵まれているのは、何ヶ国も見てきて知っている。
しかしここ最近に自分に起きている変化を顧みるに、ネットの環境の乏しい場所に身を置いて、果たしておれはちゃんとやっていけるのか不安である。

まったく、たいしたネット中毒患者だよ。おれは。
収入が多少減ってもネットにかける時間を減らす事はできない。

でも、俺と同じような人間が結構世界にいるような気がする。
人間は明らかに新たな段階に上がろうとしている。
ネットの情報はどんどん多くなっていき、その膨大な情報の流れにビビらない、今までとは違う情報取得の手法を駆使して、驚くべき速さで情報を乗りこなしていく人種が出てきている。

2008年4月23日水曜日

EMONSTERでSkypeOut

昨日深夜の電車で走りながらやってみた。
回線は3G回線で無線LANではない。

結論から言うと普通に固定電話にかけて通話できます。
けど、聞く方はクリアですが、声を受け取る相手の方は結構雑音がひどいようです。

これがEMONSTERが原因なのか、ヘッドセットなのか、回線の問題なのかは分からない。

一回、WMWifiRouter経由で無線LANでPCからSkypeOutしてみたら、回線のもんだいかどうか切り分けできるような気がします。

また報告します。
とりあえずは実用にはなるようです。
僕は定額コースにはいったので、携帯電話代削減のためにはいいかもしれません。

2008年4月16日水曜日

携帯電話ゲーム考

今日久しぶりに夕方6時台くらいの、いわゆるフツーのサラリーマンさん達が帰宅につかれる都営地下鉄に乗っていました。

ふと見ると、久しぶりに感じたのですが、結構疲れたヨレヨレの中年サラリーマンさんが携帯電話でしょぼいゲームをやってました。

なんか久しぶりにみた光景に深い感慨を抱いてしまったのです。

そーいえば、最近電車で見かけるのって、DSとかPSPやってる人たちばっかだよなー。けーたいでんわでげーむやってるのみかけなくなったね。

ケータイ電話ゲーム業界にかかわっていたのは2〜3年前なんですが、はっきりいって速く足をあらっといてよかったですね。

今時ケータイ電話でゲームやってるのはローティーンか中年おじさんだけですね(決めつけモード)。

ゲームやりたい人は携帯ゲーム機に流れてる。

ケータイ電話コンテンツって、ほんとに一時代の徒花に感じますね。
もちろん全否定するわけではない。
現在で結構堅くお金を稼ぐにはいいコンテンツ商売でしょう。
でも未来がみえませんね。今を食うためにはいいんでしょうが。

僕がみたいのはその先に有るものです。
コンセプトは良かったんだけど、ハードの進化もネットワークの進化も追い付いていなかった時代の作品みたいな。
その進化の中間過程のように感じるのです。

(テトリスっていまだにうれてんのかな)

2008年4月15日火曜日

どこでも無線LAN

どうも、最近限りなく90Kgに近づいているmanamanmanaです。

最近のヒットとしてはネットで速い人はみんなやり始めてるんですが、EMONSTER+WMWifiRouterによるどこでも無線アクセスポイント化です。EMONSTERは手に入れてから音声端末としてはまったく使っていません。また、加入時にEMnetに加入しなかったので、いわゆるEMobile版携帯コンテンツ(?)とかNavitimeのようなGPSコンテンツは使えないのですが、もともとの目的が、「どこでも無線LAN化」にあったので、通常のデータ通信をやるだけで全く問題はありません。一応、EMONSTERのIEでサイトを見たりしたのですが、あまりの使い勝手の悪さに、これはダメだと思いました。なんで、ソフトはNetFrontを一応入れただけです。EMONSTER単体で使う使い道は今のところ立っていません。個人的にはSkypeとGoogleTalk互換のIMが有れば結構単体でも使うかもっていうのがあります。

で、「どこでも無線LAN化」なんですが、非常に快適です。電車に乗る前にEMONSTERでWMWifiRouterを起動してコネクトしておきます。電車に乗ったらおもむろにipod touchを出してSafariでブラウジング。

あとは出先の喫茶店でEeePCでつないでメールチェック(Gmail)とかたまに簡単な仕事をやっつけます。
今はスケジュール管理、タスク管理、メール、死後と環境全てがネット上にあるので、ネットが無い状態では仕事ができません。

ひとつこの「どこでもLAN化」が優位な点は、ネットを使うデバイスの方は、特に接続環境を意識せずに、単に無線LANアクセスポイントにアクセスするという単一のインターフェイスで良い所です。その無線LANアクセスポイントはEMONSTERが提供しているのですが、その先がブロードバンドの有線だとか無線LANだとか3Gネットワークであるとかは、一切デバイス側は知る必要が無いし、それによってアクセス方法を変更する必要も無いということです。プログラミングでいうと、優良なAPIが提供されて、中のロジックが隠蔽化されている、ということと同じ感じです。

もっとEMONSTERの面白い使いかたがないか考えている所です。

さて、自分ではEMONSTERが熱いんですが、巷でざっと今日のRSSを流して見たところでは、今日のニュースのメインはWillcomのD4のようですね。いよいよAtom対応デバイスがでてきましたね。
しかしVistaだとは思いませんでした(笑)。
さて、チップセットの制限でメモリも1GB制限ということですが、本当にVistaは快適にあのデバイスの上で動くのでしょうか??メモリもディスプレイ解像度も全くVista向けじゃ無いかんじがするんですが。。
自分は全くこれには興味がない(Vistaっていう時点で無し)のですが、Vistaが快適に動作するのかどうかは興味があります。

むしろ自分にとってここ数ヶ月で熱いのは、
  • Ubuntu次のHardy Heronの正式リリース(4月中のはず?)
  • Firefox3の正式リリース
  • EeePCの900のリリース(これももうすぐのはず)
といった所でしょうか?
特にEeePC900のリリースとHardy Heronのリリースがマッチすれば、新しいEeePCを買ってそこにHardy Heroをインストールできるのでそれを期待してます。
その時にはメインブラウザはFirefox3になっているはずで、これはここ最近の中で僕が実際に使って高く評価しているハードウェアとOSとソフトウェアになります。
今度のEeePCは問題の横解像度がまともになり、SSDが12GBくらいになりそうですね。かなり期待できます。
Hardy Heronも安定版になるので、安心して使うことができます。おそらくフィリピンのPCにはそれを入れると思います。

近頃思うのは一番大切な重要度がPCのスペックからネット環境に移ってきていると思うのです。
それはOSやソフトウェアの重要度が下がってネット環境の重要度があがってきていることと同義です。
金を投資すべきは自分のネット環境です。常にOnLineでいるために投資することは本当に意味があります。
EMONSTERなんかへの投資を僕が財政的に厳しい状況でやっているのは、そういった僕の中のプライオリティーを頭の中だけでなく、行動まで一致させたいと言う強い希望からきています。

とにかくネットこそが一番大切でそこを中心に全てを考えていくべきなのです。

その中でネットにもっともマッチしたデバイスとして僕はEeePCを選択し、
OSとしてはLinuxのUbuntuを選択しました。
この快適さは1Kg以上のノートPCを持ち歩き、壊れやすいHDDを気にしながら、
起動の遅いWindowsやMacを使っている人にはたぶんわからないでしょう。
常に自分が思うときにOnLineになれてパフォーマンスを出せると言う事を考えたときに、1Kg以上とか、HDDだとか、WindowsやMacっていうのはそれだけで、パフォーマンスを下げるものだとおもってます。

あと、できるだけデータはポータビリティーを考えてネットの向こう側に置くように心がけています。
仕事場の環境もできるだけネットの向こうに置くように心がけています。
できるだけFirefox上で動くサービスを利用するように心がけています。
開発もこれからはネット依存でブラウザネイティブな言語や開発環境がはやりつづけるとおもいますね。
究極はブラウザだけあれば開発可能なようになるんだとおもいますね。

こういった事を考えると、非常に心が軽くなりますし、
なによりも、ネットと電源と言う二大インフラがいかに大切なのかがわかってきますね。

逆にいえば僕はこの二大インフラが保証されさえすればどこでも仕事ができる自身が今は有ります。
そういった事がいっそう自分の気持ちを軽くさせますね。

2008年4月5日土曜日

Share

なんだかここ数日おぼろげながら、ぼんやりとしていた概念がわかってきた。

「Share」である

世の中のいろんな問題を有る切り口で見た場合にすっきりと見えることがある。
ここ数日この現在のWebやRealで起こっている事を「Share」を切り口に見るとよくわかってくるのだ。

そんなの当たり前じゃん、っていう人はすいません。
物分かりが悪いもんで。

例えば、今日すごく天気が良くって、なんというか日光で色彩が鮮やかになっているような感じで、道脇に咲いている花がすごく綺麗に見えた。

その時思ったのは、この綺麗に思っている感覚って、他の人も感じてるのかなってこと。
どのくらいの人が同じ感覚を持っているのだろうという興味。

これがShareの感覚の源と合致しているのかなって思う。

その花自体は誰の所有物でもなく、その花を綺麗だと思う感覚=情報は皆に共有される。
でも花自体は誰にも属していない、みたいな。

Webの世界はその「Share」の感覚をデジタルで効果的に行うことの出来る「場」なのだと思うし、まさにその「Share」の実体そのものなのではないだろうか。

情報はデジタル化されるといくらでも劣化せずに複製可能である。
その劣化されない情報はWebによって簡単により多くの人間たちに「Share」されるようになってきたんだろう。

この「Share」の考えって、結構人間のもつ「理性」の中で原始的で根本的な欲求の部分に近い所に位置するものなのでは無いだろうか。

人は根元的に「Share」したい。
または「Shareされた自分」になりたい。

ここら辺が「ソーシャライズ」というキーワードとも接点を持ってきて、ともに今のWebのあり方に大きな影響を与えているのだと思う。

そして、それはこれからの人間の生き方にも大きな影響を与えているのではないか?

今までは情報手段の限界から、各孤立したブロックでのソーシャライズであり、Shareであった。
当然そのブロックの中での満足感を味わう事ができるが、そのブロック内での満足感への依存から、えてして、ブロック外の世界に対しては、Shareしない、という壁がつくられ、それがその構成員の安心を保ってきた。

今世の中に起こっているのは、その壁がガラガラと音をたててくずれ始めているという現象なのでは。

Shareの単位がよりグローバルに地球単位になってきている。

その感覚が次のあたらしい次元に我々を導いているような感じがどうもするのだ。

そして前に書いたとおり、Shareの概念は人間の根本的快感と合致する。
みんな「わかってもらいたい」し「わかりたい」。
また、みんなに「わかってもらっている自分」になりたい。
そこに快感を覚える。

あの何かを人とShareしたときの、独特な感覚はなんだろう。
なんともいえない解放感を持っている。

何かを必死で所有している時の辛い感覚と対極にあるのだ。

人は何かを「Share」したときに開放され、軽くなる。
自分だけで所有するということは辛い事である。

もちろん全ての物事がShareされれば全てなんでも解決すると考えているわけではない。
ただ、何かを有る程度までShareすることによって、何か経済的に合理的な効果が出るという事も人間は知っているのだと思う。

考えてみたらインターネット自体が「Share」の概念のおかげで成り立っていて、効率性がとられてるんだもんね。
だからインターネットの根源にはShareがあるんだよね。

企業体だってこれからは規模とか利益とかもあるけど、いかに基本目標とか理念をShareできる人間で構成することが出来るかって事が大事になってくるんだと思う。

それが各自のHappyにつながっていくんだと思う。
必ずしも金を独占的に所有することが幸せじゃないもんね。
それを誰かとShareしたときにさ、幸せになるんだと思う。

そういう方向に世界が動き出してるように思えるのだ。

2008年4月3日木曜日

MIDが切り開く未来

もう昨日からAtomとMIDの事ばかり書き込んでいる。

調べれば調べるほどMIDの切り開くであろう未来に希望が見えるのだ。
おそらく日本のユーザ層の移行はゆっくりであろう。
インターネットが、特に、リッチなPCでのインターネット環境が常に生活の必需品の世代(20代〜40代)を中心に少しづつ移行していくことになるのだろう。

今のふやけた10代には期待してない。
あの鎖国の象徴であるimodeの小さい画面とともに世の中から淘汰されてしまってもいい。

ここで俺が大事なのだろうと思うことは、あくまでインターネットとそれによるアプリケーションが生活の一部になっている層がマーケティング対象だということだ。TwitterとかTumblrとかGmail、Skype、Youtubeが無いと生活出来ない(ほんとはそんなことは無いんだけど)と言う層だ。OfficeのVBAマクロに興味があるだとか、年賀状を刷るのが目的な人では無い。そんな人は昔ながらの「デスクトップ」とやらで大きな画面でちくちくやってもらってかまわない。だが、ここでいう対象層は異なる層なのだ。こういった人たちは。

そういう人たちにぴったりくるデバイスが、
もっと軽快でどこでもOnLineでモバイルネイティブなMID端末になるだろうということだ。
モバイルネイティブは別に外出中に留まらない。家の中で色々ポジションを変えながらも使いつづけられることをも意味する。リビングで、トイレで、バスタイムに、寝室に、庭で、それぞれそのデバイスはついて回り、それでもっていつもAlways On the netなのだ。

そういった生活に密着した情報ネットワークデバイスって今まで日本でいうと携帯電話だった。
日本人の多くはインターネットを知らずにいきなりその世界に入り込んだ。
「経験」としてはちょっとプアだけど、それは紛いもなく生活に初めて入り込んだネット体験だったろう。

でも諸外国では事情がちがった。
既にPCでのリッチなネット体験をしている海外の若者には、その携帯上のコンテンツは二番煎じで貧相な物でしかなかった。これは俺自身が欧州圏と米国圏で携帯電話コンテンツに少しかんだ事があるので実体験として非常に強く感じている。日本ではやっていた着メロや待ち受け画像、ゲームは、彼らにとっては夢中になれるものではなく、偽物のガムに入っているシールみたいなものでしかなかった。

ここにきてMIDが切り開こうとしている世界は、まさに日本がかつて携帯電話で狙っていた層であろう。

彼らの満足できるコンテンツやサービス、ソフトウェアが提供できる本物の携帯端末。
しかも始めからインターネットがバンドルされているもの。
それが世界標準ってやつだし、日本が「鎖国」から揺り起こされるようになるのも見えてくるのであろう。

大体、日本っていうちっぽけなマーケットだけ相手にしても、過当競争と次第にやせ細る畑の中でどうやって今日明日の食い扶持をかせぐかっていう切ない戦いにしかならない。
三菱はそうやってimodeから撤退していったし、ソニエリだってそっぽを向き始めているじゃないか。
どうみたって、通信をとっても端末使用をとっても世界に標準たるものを持たない日本の携帯電話業界は、海外に進出しようとしてもかなわない話。既にノキア、モトローラ、ソニエリ、サムソン、LGに食われちゃっているってのは公然の事実である。

MIDの世界こそ、日本が挽回できるかもしれない世界かもしれない。
特にコンテンツやソフトウェア、サービスを提供する人たちにとっては。
世界標準に準拠した戦いなのである。

さて、
Atomの入ったMIDだが、6月くらいに発表されて夏くらいから売り出されるといわれている。
MSは軽量版のVistaは出さないといっているそうなので、おそらくOSはLinuxのカスタマイズ版かUbuntu等のディストリビューションが乗ることになるのではないか。(MSは次のWindowsはコンポーネント化してくるみたいだから、それからなのかな)。もちろんMIDにもいろんな物が有るだろうから、Vistaの乗っているMIDもあるでしょう。ちょっと重いだろうけど。

キラーアプリ基盤はもちろんブラウザー。
おそらくFirefoxとWebKit系が本命なのではないか。
それと間違いなくAdobeのAIR。(レノボの試作品MIDのGUIはAIRらしい)
ここら辺、つまりこれら(Gekko、WebkitのCSSやJSの実装、AIRの仕組み)の理解がこれからの技術者に必要な要素。

それと技術的には、DOM、JavaScript、XUL回りとかxpiを作る知識、HTML5、あとはFlexあたりかな。
かなりクライアントかつUI向けな技術知識が必要とされていくと思います。

(サーバ回りはFrameworkにしたがって、有る程度蓄積された知識を元に、きちんとスケールアウトさせて開発・管理していきましょうってことだと思う。てか、これを主作業にするサービス業者がいっぱい出てきて、それは、そういった仕事は有る程度企業体力勝負なんで、そこはそういう体力のある優秀な技術者を抱えた会社に頼みましょう、ってのがある。Amazonのクラウドサービスとかはそんな方向性だし、そういった「少数の」会社が寡占していくのではないか?これって、昔見たダイアルアップ時代のインターネットプロバイダーの中小が消えていった感じを思い起こさせます。中小のベンチャーが狙うのはこちらの線じゃないでしょ?)

あとは楽しいサービスがつくれればww

そうそう、今日のいろんなニュースのなかで一番感心したのがこの記事。

Apple の戦略を象徴する「MacBook Air」

普段あんまりコンサル系の話は関心することが少ないんだけど、これはよい。

これを読むと、Jobsの狙っている所と、MIDの狙っている所がクロスオーバーしてくるのがわかる。

Jobsがどうしてああも割り切ったスペックのMacBook Airを出すことを考えたのかがよくわかる。
おれもこれを読むまではAirのよさってわからなかった、正直言って。
USBも一個しかないしさ、80GBしかないしさ、DVDROMがねーじゃんとかさ。
「今までの古い脳」で考えるとさ、やっぱりお買い得に見えないわけ。
MacBookの方がお買い得じゃん?

でもさ、Jobsは軽さと薄さを重視したんだよね。
君等が足りないっていってるのって、みんあネットワークで解決するじゃん?
ネットの向こうのストレージつかってさ。
コンテンツもメディア使ってるのって古いよね、ふつーダウンロードでしょって。
いつまでそんなに古い脳をもってるの?
そういう人にはかってもらわなくていいよ。
とまではいっていないだろうけど。
そういうことだと思う。

こう考えたら非常にAirが欲しくなってきた。
魂を揺さぶるっての?そんな感じに見えてきた。

実際に俺は今、Ubuntuを入れたEeePCでプライベートから仕事まで全てこなしている。
EeePCもMIDなんだと思うけど、たった5万円ちょっとのMIDですべて「こなせて」いる。
自営業だからほんとにそれで飯食ってるんだ。
(まあ、Webの技術者だからってこともあるんだろうけどね。)
別に4GBのSSDと4BGのSDHCだけしか保存領域がなくてもちっともこまってないよ。
(友達にはそれじゃまずいじゃんって笑われたけどww)
仕事場とストレージはネットワークの向こうの安いホスティングサーバにあるしな。
普通にYoutubeとかShoutcastたのしんでるし。
さすがにエンコとか動画編集とかしないけど。(趣味じゃないんで)

だから、MIDじゃ物足りないんじゃない?って思う人も、ネットが中心の生活の限り心配なことはないから、別に。
逆に携帯電話しか使ったことのない人でも、MIDは恐くないから。
うちの妻も17InchのMacノートをFirefox専用端末としてつかってるからさwww。
うちの妻にもできるくらいだから、他の...以下略。。

やっぱり個人的には、次の高解像度のEeePCもMac Airも両方ほしいな。
AirにはVMware Fusion入れて、その上でWindowsとUbuntu Linuxを動かせばそれでOK。
WindowsはIEだけしかチェック用にしかつかわないんだけど。。
これで完璧じゃん。

むしろ本格的に整わないといけないのはネットワークと電源のインフラだよね。これからは。
MID+Linux+WiMAX(3.5G??)ってのが本命だろうけど。
どこでもインターネットが無線で無いと絶対にダメダメ、デバイスよりもそっちの方が大切。
あとは公共にもっと電源を有料でもいいからさ、供給してくれるスペースが無いとだめだよね。
ここらへん、サービス業の方は特に電源のサービスを入れると、これからの時代は客がつきますよ。

今だと、どうだろ、Emobileが一番いいのかな。
俺もUSB型の使っているけど。最近不満です。
これからいつも無線の常時インターネットの時代なのにさ、USBで、しかもちょっとだけ長いっていうダサイケーブルでつながってるのってさ、どうよ?
やっぱさ、最近話題になっている、EMONEとかEMONSTERのさ、WindowsMobile端末にWMWiFiRouterをいれてさ、それを無線アクセスポイントにして、それをカバンの中にポイって放りこんで、澄まし顔でipod touchとかAirとかEeePC使うのが今のところ一番かっこよくね?
見てるリーマンが、ここってアクセスポイントあるのかな?って思わせるくらい。

ま、将来的にはiPhoneが今のFoma High Speedくらい(Emobileくらい)の早さでつながってくれれば、それで事足りるんだけどね。もっと将来的には、WiMAXで。

さて、本格的に技術の取得方法も、デバイスも通信手段もPost2007体制に持っていかないとな。
まずはEmobileの契約変更からかな。
あとは頑張って仕事してAirかうか。
ね、蟹君。





2008年4月2日水曜日

MIDとATOMが実現するもの

Intelが積極的だ。

6月に出ると言われてるAtom(CPU)
それによって実現されるMID
またSSDも増産するとな

MIDがこれまでのデバイスと違うのは、そのAtom CPUセットが、今までモバイルで主流だったARM類よりも省電力の割にはパワフルで、また、今までのIntel x86で蓄積されたOSやソフトウェア資産がそのまま継承出来る点である。

特に今まで日本と言う「パラダイス鎖国」の中でちっちゃい「ケータイ」と言う枠組の中で、特殊なコンテンツ作りのノウハウを得意としてきた人々は、今の、オープンネットワークと蓄積される膨大なコンテンツ資産に対応出来なくなって、既にその特殊権益を犯され始めてきている。

と同時にハードウェアの世界からも大きな波が押し寄せてくるということなのだ。

もう特殊なOSをわざわざ載せて開発することはない。
WindowsやMacOSやLinuxでOKなのだ。
そこで動くブラウザもPCと同じでいいじゃないか。
じゃ、その上のコンテンツもPCと同じでいいよね。
(基本的には、ということですが。)

いままで、我々は、インターネットの有る場所に自分の実体を動かしていかなければならなかった。
今後は本格的にインターネットの有る場所を自分のいる場所に自由に動かせる時代である。

モバイルっていうとすぐに外を考えがちなんだけど、家の中でいろんな場所やシチュエーションの中で常にインターネットを携帯出来るだけでも十分モバイルなのだ。

MIDは特に今の若い既に生まれた時からインターネットネイティブな世代に急速に普及していくだろう。

(携帯に犯されたふやけた日本の若者はどうだろう?だって、他の西欧諸国の若者だったらあんなちっちゃい携帯画面でリッチな経験を期待できると思わないもの。彼らはもっとリッチでパワフルなMIDを自然に欲しがるはず。だっていつでもSkypeしたいじゃん。Twitter気になるじゃん。TumblrのDashboadに街で見つけたお気に入りをアップしたいし、Youtubeを見たいかもしれない)

低コスト化して大容量化するSSDがそれを後押しする。

そして通信インフラもWiMAXとかもっと広範囲なWiFiが後押しする。

どんどんグローバルスタンダードになっていく時代にみんな着いていけるか??
何か古い物に固執してないかい?
既得権益のぬるま湯につかってないか?

それはもう近くにきている。

VIM7を久しぶりに触ってみる

たまたま蟹君からチャットで話しかけられ、その時にVIMのことを話した。

彼は今立派に某検索エンジンの会社でMac上のPythonでプログラミングをしている。

彼はVi使い。俺はなんでも使いなんだけど、最近はEmacsかAptana

久しぶりにVimを使ってみようと、Ubuntuでインストール。
パッケージはvim-gnome。

いいねーVIM。
指使いもちゃんと覚えていたよ。
特にVIMは7になってからが非常によい。
Omni補完が秀逸。
スクリーンショットがPHPでしょぼくて恥ずかしいがorz。。

あとCtagでプロジェクトファイルさらって、タグ補完とか。
あとは文書内をCtl+n,pで補完できるよね。

補完マニアの俺としてはうれしい限り。

最近Aptana起動でスプラッシュのゲージを見ているとそれだけでコーディング意欲30%減の俺としては乗り換えをせずにはいられまい。

やっぱ、VimかEmacsだね。LL言語は。


Firefox 3 Beta 4不具合

UbuntuでFirefox3 beta4を使っているが、非常にいらいらする不具合がある。

Livedoor Readerでキーボードで操作しているときに、記事の詳細を見ようとvキーを押す場合、JavaScriptによるポップアップが開いて詳細を表示しようとするのだが、当然デフォルトではFirefoxはそのポップアップをブロックする。

そこで、このドメインはポップアップを許可するよっていう設定を施すのだが、これが効かない。

なんど設定しなおしても必ずポップアップブロックされてしまう。

これが無ければいいのにな。

でもすでにFirefox3使いやすすぎてFirefox2にはもどれない。。。

2008年4月1日火曜日

Pwn to Ownコンテスト

なんかLeopardが呆気なく陥落したようである。
Safariの脆弱性。
ダメ杉、Apple。。

これは諸説あって、
陥落したPCをハッカーが賞品賭してもらえるということで、ハッカーはMacAirが狙いだったのだと言う説もある。

いずれにせよ、OSの標準アプリでやられるなんてダメ杉。

つぎにやられたのが、WindowsVista。
なんかFlashの未公開の脆弱性でやられたらしい。

これにはハッカーがVistaを残しておいては名折れになるとばかりに頑張ったのではないか?

この件は、FlashはOSでないし、サードパーティーだからな、ってことを言う人もいるけど、サードウェアのアプリでOS自体が乗っ取られるって構造はモダンなOSの考え方としてどうなのよって感じが個人的にはする。

最後に残ったのはUbuntuの入っているVaioらしい。
やっぱハッカーもLinuxには敬意を表したのかな?
単にVaioイラネだったりして。Ubuntuイラネかも。。

いずれにせよ、いつも常用しているUbuntuが堅牢なようで喜ばしいことでー。

最近はMacな時代だけど、俺にとってのブームは昨年までのこと。
俺の中では次の時代はLinuxだぜって思ってる。
また浮気するかもしれないけどMacに。

Emacsは忘れた方がいい(Gosling)

僕は普段「emacs」を開発用のエディターとして使っている。
方法はプロダクト又はテストサーバの該当ディレクトリをsshfsでローカルにマウントさせ、そのローカルディレクトリのファイルをemacsで編集するわけだ。

結果はブラウザをリロードさせるだけですぐチェック出来るので、この方法はシンプルながら非常に気に入っている。

でもGoslingがこんなことをいっている。。

あー、Emacsね。あれは1978年頃のアイデアとしてはとても素晴らしいものだったよ。何年前になるかな?30年前?みんな、もういい加減使うのをや
めたらどうだ。30年前と言えば、ムーアの法則が少なくとも15回は適用できることになる。2の15乗倍ものCPU性能があれば、もっと違うやり方ができ
るはずだ。NetBeansを試してみることを強く勧めるね。セマンティックスをリアルタイムで解釈してくれるプラットフォームを使い、キーストロークを
逐次分析させることで、素晴らしい魔法のようなことができるようになるんだよ。だから、Emacsのことなど忘れてしまった方がいい。もうテレタイプなん
て使っていないんだろう--それってあまり頭の良いことじゃない。とにかくEmacsを使うのはやめた方がいい。
でもおれの記憶だとNetbeansって奴はムーアの法則を越えるくらいにクソ重くって、サポートされてるLL言語も少なくって、とても日常使う気にならないしろものだった。

一応、Goslingがそういうものだから、Netbeansを落として俺のUbuntuに入れてみた。

が、起動して3秒で使うのをやめた。

やっぱ、Netbeansはクソだな。

おれも、Emacsだけじゃまずいのかなってひよって、Aptanaを入れたりして試したりしてるんだ。AptanaはEclipseベースだったよな。Macの時はTextMateも使っていて、必ずしもEmacsだけじゃ無く色々挑戦してみたのだが。。

でも、Netbeans使うくらいならEclipseをつかうね。
ごめんGosling。
あんたの言う魔法を受け止めるには、俺のPCが遅すぎるか、俺が短気過ぎるらしい。

前述のとおり、色々使っているのだが、いざ緊急で対処しなければならないときとか、つい、Emacsに戻ってしまう。もっと急いでる時はVimである。

この軽快さは何事にも替えられない。
Windowsでいうメモ帳ではたらず、IDEではクイックに対応出来ない用途のエリアって結構あると思う。Web開発ならなおさらである。そういったスペースに、特にLL言語にとっては、EmacsやVimは非常に有効であるような気がしている。MacだとTextMateがいい線をいっていると思う。

結局いつもEmacsに戻ってしまう俺だが、
もう一つクロスプラットホームと言うことがある。

最近はクロスプラットホームの物をを好んで使う用にしている。
ソフトウェア、ファイルフォーマットや全てに置ける基準としている。
その点、EmacsもWindowsでもMac、Linux、BSDでもどこでも使える。
同じやりかたで。
これはFirefoxにも言える。

これからも色々浮気するとは思うんだが、
結局戻る所はEmacsだけよ。っていう落ちの無い話でありました。
チャンチャン。。