2008年6月19日木曜日

モバイルとJavaScript

常々モバイルのブラウザにこそJavaScriptが必要だと考えてきた。
だが、セキュリティーの問題やCPUパワーの問題からなかなか実現できていなかった。

モバイルのコンテンツこそ、全体のドキュメントの必要な部分を必要なだけロードして更新すべきだし、レスポンスのいらない操作はバックグラウンド(非同期)で行われるべきである。

携帯のプラウザはJavaScriptを持たないのでリッチな操作感を目指すと勢いFlash Liteである。
そのFlashと携帯ブラウザの今の統合のされ方じゃ、それでもまだ完全にはほど遠い。
(インライン再生とインタラクティブ操作の関係)

やっぱりipod touchが出てきたときに非常にAjaxが使えることがうれしかった。
実際に初期にサイトを立ち上げた人たちは非常に効果的にAjaxが使われているものもあった。

つたない回線だからこそ、効果的に情報遷移と通信を合理的に設計する為にAjaxが必要なのだ。
また、最近はドラックアンドドロップや各種エフェクトの効果のあるJavaScriptライブラリも充実してきているので、それらを利用することで、狭い画面で効果的に操作を行わせたり、効果的に表示できたりもする。

iPhone2.0のSafariがどれほど初代より充実しているのかわからないが、iPhoneサイトの要はそれらを効果的に使うことにつきると思う。

あんまりAjax使うとGoogleに引っかからないんで、おそらく通常のサイトはGoogleに引っかかるようにプレインに作っておいて、iPhoneからのアクセスの時は、iPhone用のインタラクティブなページを見せてやるようにすれば良いのだろう。もちろんそれようのマーキングやCSSも必要になるから。

モバイル分野に本当にパワフルなプラットホームが出てきて本当にうれしい。
あとはサードパーティー向けにFirefoxなんかはでてくるのだろうか。
あれのコンセプト映像は本当にすばらしい物だった。
Firefoxが出てくるとプラグインなんかも実現されるのかな。
楽しみである。

あともう一つは、おそらくPCの方ではHTML5の流れで、クライアント(ブラウザ)側でデータパシストを実現する機能が備わる。今、おそらくsafariでは実現されていて、Firefox3ではどうなのだろう。とにかくブラウザ内蔵のSQLiteがSQLでデータをクライアント側で管理してくれる。これが無いブラウザにはGoogle Gearsがある。

ここら辺がもっと普及すると、webアプリの概念はかなり変わってくるように思われる。
定期的にデータをローカルとリモートでシンクすればよく、作り方も変わってくるだろう。
もちろん、ローカルアプリの動作スピードも通信に惑わされない部分がでてくるので、かなりスピードアップするはず。

これがモバイル(iPhone、Android)の方でも実現してほしい訳である。
というのも、同じことを書くようだが、モバイルの様な通信環境が多少不安定なものほど、オフライン機能が充実していることが必要なのだ。なので、いつも通信や電力が完備されているPCのような環境より、モバイルでバイスの方が、ローカルストレージやAjaxが必要になってくるわけである。

ここら辺が実現するのはそう遠くないと思う。
技術的には難しくないからである。
正常な進化を遂げてほしいと思う。

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